“芸術の秋”におすすめ! 名画をめぐるファンタジー

名画に触れると、その絵の世界に入ってしまう?!
少女のふしぎな冒険を描く『カンヴァスの向こう側』、秋の読書におすすめです!
 


 リディアはスウェーデンに住む12歳の少女。
 絵を描くことが大好きなリディアは、謎の少年
 から突然、「君の手は特別な手だ」と言われ
 ます。まわりでふしぎな出来事が起こり始め、
 ある日、美術館でふと絵画に触れてしまった
 リディアは……なんと、その絵の世界、17世紀
 のオランダにタイムスリップしてしまうのです!

 絵画に手を触れることで、つぎつぎとちがう
 時代に現れ、当時の画家たちと出会う少女、
 リディア。
 時代背景も細かく書きこまれ、歴史好きな
 読者にも、美術好きな読者にも、おすすめの
 1冊となりました。
 本に出てくる絵を、美術書などで確かめれば、
 いっそうリディアの世界を楽しんでいただける
 ことでしょう。

 <この本に登場する名画たち>
 
 「キッチン・メイド」(レンブラント・ファン・レイン作)
  「侍女たち」(ディエゴ・ベラスケス作)
  「モナ・リザ」(レオナルド・ダ・ヴィンチ作)
  「バレエの教室」(エドガー・ドガ作)
  「ノラム城、日の出」(ウィリアム・ターナー作)
  「燃えるキリン」(サルバドール・ダリ作)

 

 


 
 カンヴァスの向こう側
  ー
少女が見た素顔の画家たち

フィン・セッテホルム作 枇谷玲子訳 定価1600円+税
  

  フィン・セッテホルム
 1945年、スウェーデンに生まれる。作家の両親の影響で著作活動へ。
 人気のテレビアニメの主題歌を作詞・作曲し、歌手としても活躍中。
 『カンヴァスの向こう側―少女が見た素顔の画家たち』は、母国ス
 ウェーデンで高い評価を受けたほか、イタリアのチェント賞、オラ
 ンダのセレクシス青少年文学賞を受賞している。

 枇谷玲子(ひだに れいこ)
 大阪外国語大学卒業。デンマーク教育大学児童文学センターに留学。
 訳書に『キュッパのはくぶつかん』『エレンのりんごの木』『ハエ
 のアストリッド』などがある。