昭和10年代の劇動期に「大東亜戦争は非常なる興亡の大戦争也、筆をもつ者が、後世のために、何等かの筆跡を残すは、義務なるべし…」という冷めた意識から、大東亜戦争へとひた走る、日本の軍部・政治家の行動を、冷徹なリベラリストの眼で見据え、克明に記録。時代を超えて永く読み継がれるべき、不朽の名著。
清沢洌 作 / 橋川文三 編・解説
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