紀元前4000年の世界。人間の姿をした悪霊が、森にひそんでいる。悪霊は<森いちばんの明るい魂>を生きたまま食らえば、永遠の自由が得られると信じている。<森いちばんの明るい魂>の持ち主……それはウルフだった。トラクは大切な弟分の命を守ろうと、またしても危険な旅に出る。トラクの連れ合いのレン、ワタリガラス族の族長フィン=ケディン、魔導師のダーク、それぞれの登場人物が、持てる力をふりしぼって、その役割をまっとうする。壮大な物語シリーズにふさわしい、堂々の完結編!
ミシェル・ペイヴァー 作
/ さくまゆみこ 訳
/ 酒井駒子 装画
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著者プロフィール
ミシェル・ペイヴァー
オックスフォード大学卒業後、法律家を経て作家に。アイスランドやノルウェーに旅をして物語の構想を練りあげ、緻密な取材に基づいて「クロニクル千古の闇」シリーズを執筆。世界各国で絶賛される。シリーズ6巻の『決戦のとき』でガーディアン賞を受賞。ほかに「神々と戦士たち」シリーズがある。
さくまゆみこ
出版社勤務を経て、フリーの翻訳家・編集者として活躍。JBBY(日本児童図書国際評議会)前会長。著書に『エンザロ村のかまど』『どうしてアフリカ? どうして図書館?』など、訳書に「クロニクル千古の闇」シリーズほか、『パップという名の犬』『雪山のエンジェル』など多数。
酒井駒子
絵本や装画で多くの作品を発表している。おもな作品に『よるくま』『はんなちゃんがめをさましたら』『ヨクネルとひな』『くまとやまねこ』『橋の上で』『森のノート』『まばたき』などがある。
担当編集者より
こんな物語に出会えたことが本当に幸せだった!