唯一なる神“エル”による天地創造の物語。神々の力がずっと近くにあった時代。
エルフが、人間が、力の指輪がいかにして生まれたか。
不朽の名作、『指輪物語』に先立つ壮大な神話的世界、『シルマリルの物語』の最新版を、エルフ語研究の深化により、固有名詞を全面的に見直した日本語訳の完成形として、お届けします。
人間とエルフの乙女の恋物語「ベレンとルーシエン」から、エルダールにとっての物語と歌の終わり「力の指輪と第三紀のこと」までを収録。巻末に物語を読み進めるうえでのガイドとなる「語句解説及び索引」などの資料もおさめた下巻です。